ワイドの本棚

【ワイドの本棚】『一生使える「段取り」の教科書』(鳥原隆志:大和出版)

こんにちは、ワイド5年目の歩く光合成です。
もう4回目の投稿ということで、
月日の流れるスピードがますます早くなっていることに
恐怖を感じるこのごろです。

本日紹介する本
一生使える「段取り」の教科書

〇なぜこの本を手にとったか?

5年目になり、最近ますますタスクに追われることが多くなりました。
タスクに追われると、タスクを終わらせることで頭がいっぱいになり、
そのタスクを行う意味や目的を考えずに行ってしまったために、
全く的外れなことをしていることもありました。

 

どうしたら、このバタバタした状態をコントロールできるのかと
悩んでたときに見つけたのが、この本でした。

〇本の内容について

本書はバタバタせず、そして限られた時間で成果を出すために
どういう考えが必要なのかについて書かれた本です。

 

仕事でバタバタしないために
前以て準備したり、計画を立てたり、タスクの取捨選択を行ったり
することの重要性などについて書かれています。

〇取捨選択の蛇口をひねろ

この本で一番印象に受けた内容が下記になります。

 

今、蛇口から水が出ていて、コップに注がれているとします。
そしてコップの水はいっぱいになり、ふちから水があふれています。
このときあなたは蛇口を閉めて水を止めるか、大きな器に入れ替えるか、どちらを選びますか?
多くの人は蛇口を止めると思います。なぜなら大きな器を入れ替えても
蛇口を閉めない限り水が出続けて、また新しい器が必要になるからです。

 

この状態を職場に置き換えると、私たちは逆のことをしています。
蛇口から出る水が仕事、受けるコップが私たちの時間ととらえたときに、
私たちは蛇口を閉めることはせず、自分のコップを大きくする、
つまり残業したり、休日出勤をしようとします。

 

時間は有限のため、コップを大きくするのには限界があります。
コップを大きくするのではなく、蛇口を閉めて水を止める必要があります。
頑張ってやるのではなく、その仕事を引き受けるべきか、または本当にしないといけないのかを考える、
つまり仕事の取捨選択をしていくことが大事だと著者は述べています。

〇おわりに

この本を読んでから、残業でカバーするという考えがよぎったとき、
コップを大きくするのには限界があるというのを思い出し、
残業せずに出来る方法を模索するようになりました。

 

働き方改革が声高に叫ばれる時代において、
限られた時間で成果を出すことがこれからますます求められてきます。

 

本書は限られた時間の中で成果を出すために
普段の仕事に対してどうアプローチしていくかを考える際のヒントをくれる1冊です。

 

「仕事でバタバタすることが多い」、「限られた時間で成果を出すにはどうしたらいいか分からない」
と悩まれている方は、ぜひ一読いただければと思います。

 

では今日はこれで。ありがとうございました。

 

 

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