こんにちは!ワイド社員のぷかぷかです。
今回は会社から歩いて5分ほどのところにある戦没した船と海員の資料館の紹介です。
※前回の三宮神社も徒歩5分でしたね!
戦没した船と海員の資料館
この資料館では第二次世界大戦で戦没した軍艦以外の船舶の記録を残すために開設されました。
第二次世界大戦で戦没した船というとどうしても戦艦大和のような軍艦が注目されがちです。
しかし実際は最前線に弾薬や食料を運ぶために多くの民間の船舶と船員が戦時動員されています。
そして国内はもちろん、遠くはインド洋やソロモン諸島まで物資運搬の任務を行い、空襲や潜水艦の攻撃により戦没しています。
その数は大型商船から小型の漁船に至るまで合計7,240隻、戦死者は60,608名にのぼるそうです。
船員の損耗率は実に43%にも及び、犠牲者の半数以上が20代または20代以下の若者でした。
館内では戦没された船舶を写真付きで1,400隻、説明のみで1,500隻の合計2,900隻を展示紹介しています。
また、戦没船の模型も多数展示されています。
神戸も港町である事から、多くの民間船が行き来をしており、ご存知のとおり戦争末期には神戸港周辺にも米軍機などが襲来して
神戸港沖に多数の機雷を投下していきました。
その機雷に接触したり空襲により攻撃を受けて撃沈した船舶も一覧が館内に展示されています。
この時に投下された機雷は近年においても発見される事があり、直近では2010年に工事のための海底調査中に発見され爆破処分されています。
戦争終結から今年で73年が経ち語り継ぐ経験者も少なくなっており、戦争の記憶も薄れつつありますが
是非この資料館でどれだけ多くの船員が犠牲になったのかという事を知って頂ければと思います。(入館無料です)
アクセス
兵庫県神戸市中央区海岸通3-1-6 全日本海員組合関西地方支部 内