質のよい睡眠に、「枕」は重要なアイテムですね。
ただ、枕は臭くなりやすいもの。もしかしてニオイに悩んでいる人もいるのでは?
もし、あなたの枕が臭いとしたら、雑菌がウヨウヨしてるかもしれません。
あなたの枕、いつ洗ったか、覚えていますか・・?
なぜ、枕は臭いのか
枕が臭くて困っている人はいませんか?(きっといるはず!)
嫌な枕のニオイは「汗」が原因だと思われがちですが、汗そのものは「無臭」です。
私たちの身体には「常在菌」という無数の菌が存在し、
悪い感染力のある菌からバリアのように守ってくれています。
この常在菌が汗などをエサに繁殖するときに、ニオイ物質を作り出します。
これがニオイの原因です。
枕には、頭皮についていたフケや皮脂などのエサが沢山あるので、
雑菌が繁殖する環境が整っています。
更に、頭皮の皮脂が酸化することでまた別のニオイが発生し、
枕は使いこむごとに嫌なニオイを溜め込んでいくのです。
臭いのは、加齢臭だけじゃない!
「枕のニオイ=加齢臭」だと肩身の狭い思いをしているお父さんに朗報です!
「加齢臭」には仲間がいることが、マンダムさんの研究で明らかになりました。
その名も「ミドル脂臭」!
そもそも、加齢臭って何歳から発生するものなのでしょうか。
実は、加齢臭の元となる「ノネナール」という物質が増加するのは、50代以降。
30~40代だと「ジアセチル」という物質がニオイの発生源で、こちらが「ミドル脂臭」となります。
頭部や首の後ろが臭かったら「ミドル脂臭」、耳の後ろが臭かったら「加齢臭」です。
ニオイの質も異なります。
今後もし、「お父さんの頭、脂くさい!加齢臭や!」 と言われたら、
是非 「加齢臭じゃない!ミドル脂臭だ!」 と 言い返してください。
※年齢は個人差有。20代で加齢臭デビューする人もいます。
【汗臭】→【汗臭+ミドル脂臭】→【汗臭+ミドル脂臭+加齢臭】の順に、混ざれば混ざるほどニオイが強烈になります。
汗臭は20代がピークで、ミドル脂臭は50代後半になると減少しますので、
ミドル脂臭メインで汗臭もあり、加齢臭デビューする30代~40代ぐらいは
「ニオイの三重苦」と呼ばれています。
枕のニオイを予防しよう!
①髪と頭皮を洗う
寝ているときに汗をかくのは、防ぎようがありませんね。
でも、ニオイの原因が汗そのものでないことは既出の通り。
皮脂の酸化や、菌の繁殖を軽減することが、ニオイを軽減することに繋がります。
そのためには、髪の毛と頭皮をよく洗うこと。
特に、毛穴に詰まった皮脂をうまく洗い落とすことを意識しましょう!
②枕カバーを洗う
理想は毎日。少なくとも2~3日に1度は洗濯をしましょう。
それでもニオイが取れない場合は、浸けおき洗いや酸素系漂白剤を使うのも効果的です。
オススメは、枕カバーの上にタオルを敷くこと。
タオルなら毎日洗うのも苦じゃありませんね。
それでもダメなら、枕自体を洗うしかありません。
ただし、洗えない素材の枕もあるので要注意!
ニオイが付きにくい素材の枕を選ぶことも対策のひとつです。
③生活習慣をかえる
1.規則正しい生活をすることで、抗酸化力が維持されます。
2.適度な運動をすると、乳酸が抑制されます。
3.食事は、肉や魚より野菜や穀物の方が、ニオイの原因物質になりにくい食材です。
4.お酒を飲んで寝ると、皮脂分泌量が増加し、アルコールが分解されるときにニオイの原因となる物質が発生します。
5.寝汗がひどいときは、自律神経が乱れているかもしれません。ストレス解消することも効果があります。
毎日、1日の約1/3もの時間、使用している枕。
雑菌が多い枕で寝ることを想像すると、恐ろしくなりますね。
なるべく雑菌が繁殖しないようにして、悪臭を予防しましょう!
作成:株式会社ワイドソフトデザイン//出典:DIAMOND ONLINE、マンダム、KAIMIN、NAVER等