アップUP通信

総務グループのアップUP通信4月号 Vol.90

大型連休まであと1ヶ月。

なんとなく落ち着かないという人もおられるかもしれませんね。

新元号『令和』が発表されました。

基本的に元号に使われる漢字は2文字と言われていますが、これまでに日本で使われた漢字はわずか72文字。

我々の生活と元号・・密接なつながりがありそうです。

元号の歴史

永 元 天 治 

元号とは、特定の年代につけられる称号のことで「年号」と呼ばれることもあります。

日本の最初の元号は飛鳥時代の「大化」(645年)で、それから「平成」まで全部で247の元号があります。

昔は特に決まりがなく、占いや天変地異などの理由で改元されていましたが、「明治」の改元で「一世一元」となりました。

天皇陛下が平成31年4月30日に「譲位」されるため、「平成」が改元されます。

次は、どんな元号になるのか予想してみた方はいらっしゃいますか?

 

長~い元号ベスト5

1位:昭和(62年14日)

2.位:明治(44年187日)

3位:応永(35年)

4位:平成(30年113日)

5位:延暦(25年)

※最短記録:暦仁(2カ月半)

 

最多漢字ベスト5

1位:永(29回)永保、安永

2位:元(27回)元慶、元禄 ・ 天(27回)天平、天長

4位:治(21回)大治、宝治

5位:応(20回)嘉応、応徳

 

新元号予想ベスト5

1位:安久

2位:安永

3位:安始

4位:栄安

5位:安明

 

「安」が人気!

 

元号がついた地名

元号がついた地名は、明治町、大正町、昭和町、平成町など全国にたくさんあります。

大正区、昭和区も 有名ですね。

自然災害の後に命名した山もあり、江戸時代の宝永大噴火で富士山の南東斜面に出来た宝永山、北海道の明治新山や昭和新山、長崎県島原半島の平成新山などがあります。

また、安政橋や天保橋など橋の 名前になっていたり、平成駅、昭和駅、大正駅などもあります。

新元号がついた地名や駅が登場する日も近いかもしれませんね。

元号がついたお寺で有名なのは比叡山延暦寺・・名前だけは知っていると いう人も多いのではないでしょうか。

鎌倉の建長寺、京都の仁和寺や「風神雷神図」で有名な京都の建仁寺。飛鳥時代からざっと数十はありそうです。

芭蕉の句にある“花の雲 鐘は上野か浅草か”の上野とは寛永寺のことです。

・・なぜか神社には少ないようです。

 

幕末の元号

幕末、孝明天皇の御代には、国を揺るがす大事件が次々と 起こり、改元が繰り返されました。

・嘉永(1848-1855)・・ペリーの黒船来航

・安政(1855-1860)・・安政の大獄/安政江戸地震・飢饉

・万延(1860-1861)・・桜田門外の変

・文久(1861-1864)・・佃煮誕生/生麦事件

・元治(1864-1865)・・池田屋事件/禁門の変

・慶応(1865-1868)・・ええじゃないか/戌辰戦争

慶応の次は、もう明治。 ぐっと近代に近づいて来ます!

元号は日本だけのもの

元号制度は、紀元前140年に中国・前漢で生まれた「建元」から始まりました。

日本以外にも、西夏、朝鮮三国、渤海などが元号を取り入れ、ベトナムでは13世紀頃 より第二次大戦後まで独自の元号を使っていました。

しかし、現在でも元号が使われているのは世界で日本だけです。

戦前、元号を決めるのは天皇でしたが、戦後「元号法」が制定され、内閣総理大臣が決めることになりました。

 

 

出典:いらすと屋、「元号(年号から読み解く日本史)」文春新書「元号って何だ?」藤井青銅、年号ワイン.com×株式会社島崎酒造、Wikipedia   作成:株式会社ワイドソフトデザイン_akiko

 
2019年4月号(アップUP通信)+(セキュリティ通信)

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