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【わたしのオフタイム】艦内神社をめぐる旅

あけましておめでとうございます!

2021年もよろしくお願いいたします。

今回は私の趣味である神社巡りについてお話したいと思います。

皆さんの中にも社寺巡りが好き!という方もいらっしゃるかもしれませんが、どのような目的で巡られているでしょうか。

私はそもそも神社巡りをするようになったきっかけは昔からの趣味であった軍艦好きが高じてでした。

「軍艦」と「神社」と言われると一見すると全然関りがないように思えるかもしれませんが、古来より船乗りの間では海上交通の安全祈願として船霊を祭る習慣があり、

そこから特に軍艦で艦内に小さな神社を祀るようになったと言われているので実は古くから関係が深かったのです。(ただし、起源は諸説あります)

ちなみに西洋でも帆船の船首に女神の像が取り付けられている事がありますが、これも同じように海上での安全を祈願するためのものです。

 

どんな神社?

では、具体的にどんな神社?というとこれは艦艇によって大きさはまちまちです。

第二次大戦の軍艦であれば大型艦艇にはミニサイズの本格的な本殿を祀っている艦もありましたし、スペースの狭い小型艦艇であれば神棚程度だったそうです。

今でも海上自衛隊の護衛艦には同様に艦内神社が設置されていますが、こちらも神棚程度の大きさが主流です。

なお、祀られる神社は多くは艦名と同名の神社や、由来となった地域にある神社から分霊されていました。

ここでは日本で一番有名であろう戦艦大和と武蔵の神社を紹介したいと思います。

 

戦艦大和と大和神社

 

日本で一番有名な軍艦と言えば、やはり大和型戦艦1番艦の戦艦大和ですね。

この船の艦内神社の分霊元が奈良県天理市にある大和神社(おおやまとじんじゃ)です。

戦艦大和の名前は奈良県の旧国名、大和国に由来します。

そのため、艦内神社も奈良県にある同名の神社である大和神社から分霊を受けました。

この神社はJR奈良駅から桜井線に乗って20分ほどの長柄駅の近くにあり、駅から歩いて5分ほどなのでアクセスも非常に良いです。

不思議な縁ですが、参道の長さは約270mありますがこれは戦艦大和の全長とほぼ同じです。

なので参道を歩く事で戦艦大和の大きさを体感する事ができます。

また、神社には最後の戦いで戦死した乗組員が合祀されており、

境内には戦艦大和関連展示室があり実際に戦艦大和の設計に関わった人が作った模型などが飾られています。

 

戦艦武蔵と氷川神社

 

続いて、大和型戦艦2番艦の戦艦武蔵です。

この船の艦内神社の分霊元は埼玉県さいたま市にある氷川神社(ひかわじんじゃ)です。

戦艦武蔵の名前は埼玉県の旧国名である武蔵国に由来するため、武蔵国の一之宮神社である氷川神社から分霊を受けました。

大和神社のような展示品などはありませんが、境内には2015年に顕彰碑が設立されました。

ちなみにこの2015年にはポール・アレン氏の探査チームによって海底に眠る戦艦武蔵も発見されています。

 

まだまだ全国各地に行きたい神社が・・・

艦内神社の分霊元は全国各地にあり、私もまだ半分も回れていません。

本当は昨年3月に鹿児島県にある戦艦霧島の分霊元である霧島神宮を訪れたかったのですがコロナによりキャンセルになってしまい未だ行けず、、、

早くコロナが終息し、全国の神社巡りが再開できる事を願っています。

 

大和神社

奈良県天理市新泉町306

http://ooyamatohp.net/

氷川神社

埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407

http://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/

 

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