こんにちは、企画グループのむっちゃんです。
今日は、こちらの本をご紹介します。
「あしたも、こはるびより。」(つばた 英子,つばた しゅういち著)
最近、書籍のタイトルや、雑誌の見出しで「丁寧な暮らし」という言葉をよく目にします。
「丁寧な暮らし」とはなんなのか…?
それを教えてくれるのがこの本だと思います。
愛知県のニュータウンに建つ平屋の丸太小屋での、しゅういちさん、英子さん つばたご夫妻の菜園生活の日常をのぞくとことができます。丸太小屋は、建築士だったしゅういちさんが建てました。
家のまわりの200坪のガーデンで取れた野菜やフルーツを育てて暮らしています。
二人の思いやり。暮らしやすい工夫。
お二人のお家や菜園には、暮らしやすさへの工夫が凝らされています。
2人の性格ですが、しゅういちさんは、器用で、英子さんはおおざっぱ。
暮らしの工夫は、そんな性格の違いを補い合う、お互いを思いやる気持ちが随所に感じられます。
注目したいのは、しゅういちさん手描きの、忘れ物防止の立て札。
温かみがあり味があり、忘れっぽい英子さんへの思いやりが伝わります。
季節を感じる暮らし。
つばた家の食卓には、キッチンガーデンと呼ばれる、庭の畑から取れる野菜やフルーツが食卓に並びます。
季節で取れる野菜や果物が違うので、目で見て、食べて食卓で季節を感じます。
春の味覚。夏の味覚。秋の味覚。冬の味覚…。
都会に住んでいると、なかなか自然の中から四季を感じることは難しいですが、季節の食材を食卓に取り入れるなど、私にできることをしよう。そんな風に思いました。
昨年は、プランターでバジルや、ローズマリーなどのハーブを育ててみました。今年の夏は野菜を育ててみたいです。
英子さんのお料理は、特別盛り付けに拘っているわけでもないけれど、心がこもっているのが伝わり、とってもおいしそうです…。
インスタ映えなど意識してなくても、なんともフォトジェニック。
人を大切に思う心。おもてなしの心。
畑で取れた野菜やフルーツは、2人で食べるだけでなく、保存食にするなどして宅配便で、都会に住む娘さんや、ご友人に送ります。つばた家には、よく二人を訪ねて来客がやってきます。キッチンガーデンで取れた野菜やフルーツでおもてなしをしてくれます。
二人の優しさが感じられる場面です。
まとめ
この本から感じ取れる英子さんの人柄から「自分にできることをやればいいのよ。」そんな風に言ってもらっている気がします。
つばた家のように、自然と生きることは今の自分には難しいですが、
ときどき、生活に季節のものを取り入れるなどして、私にできることをしよう。そう思いました。
また『丁寧に暮らす』とは、今自分がいる場所で生きがいを見つけて楽しみ、いきいきと生きること。だと思いました。
本の表紙になっているのは、しゅういちさん手製の手作りベーコンを作るための炉。本で紹介されている、手描きの炉の作り方図は見ているだけでわくわくします。
何気ない毎日が大切だと教えてくれるとてもステキな本です。ぜひ。