皆さん、こんにちは!
2023年1月現在、広報業務を担当している富士です。
IT技術が広く浸透した現代において、会社HP(ホームページ)は会社広報において重要な役割を持つものですよね。しかし、数多くの会社HPが乱立する中、訪問者の役に立つ・印象に残るような差別化が必要です。
そこで今回は、良い会社のホームページの要件を抑えた上で、印象に残る・面白い・工夫がある会社HPの参考例を5つご紹介します。
この記事は以下に当てはまる方にオススメです。
- 良い会社HPを作りたい
- 他社の良いHPを探している
- 一工夫ある会社HPにしたい
良い会社のホームページの要件
良い会社
1.目的が明確になっている
自社HPが何を伝えたいのか、誰に向けて情報を発信したいのかを明確にする必要があります。
例えば、グループ会社が100を超える大企業では数多くの関係者が様々な情報にアクセス出来るように、情報の分類分けやサイトの導線を考えることが大前提となります。一方で、社員数が10人程度の中小企業では新たなお客様へ売り出したい製品への問い合わせが増えるような構成にすることが求められる場合もあります。
どのようなサイトが必要かは会社ごとにそれぞれですが、自社では何を(What)、誰に(Who)発信したいかを深く考えた上で、構成やデザインを考える必要があります。
2.コンテンツが工夫されている
検索エンジン大手のGoogleはGoogle Adsenseにてこのようなメッセージを出しています。
「サイトのコンテンツが第一」です。GoogleのAIが全てのサイトを評価する上で、サイトのコンテンツを最も重要視しているということです。そのため、読みやすい文章や視覚的に魅力的な画像など、サイト訪問者がコンテンツをよりわかりやすくするための工夫が必要になってきます。
3.レスポンシブデザインに対応している
レスポンシブとは画面サイズの違う端末からWebサイトがアクセスを受けた時、それぞれの端末に適したコンテンツサイズに自動調整することです。
いまや、インターネットはスマートフォンやタブレットなどの様々な端末からアクセスされるようになり、レスポンシブデザインに対応することは必須となりました。
4.第一印象が良い
「人の印象は最初の7秒で決まる」といった言葉もあるように、会社の顔であるホームページの印象は非常に重要な要素です。
第一印象を良くするためには、以下のようなポイントを抑えるべきでしょう。
- サイトデザインに統一性を持たせる
- 分かりやすい導線
- 表示速度の最適化
印象に残る・面白い・工夫がある会社HP一覧
それでは、印象に残る・面白い・工夫がある会社HPを見ていきましょう。
読売新聞社採用サイト
引用:https://saiyou.yomiuri.co.jp/
良い会社のホームページの要件1~4を全て満たしていることが見て取れます。
発信する情報が多く混雑しがちな大手企業のサイト導線を採用サイトとして完全に切り分けています。
また、PC、スマホの表示デバイスを問わず、表示に動きがある所もユーザーを飽きさせない工夫の1つです。
20代の就活生をターゲットに、どうしても古い情報媒体との認識が拭えない新聞業界のイメージを違った角度でアピールする、そんな狙いがあるサイトだと思います。
◆工夫ポイント◆
- コーポレートサイトと採用サイトを完全に分けている
- まるで新聞を読むかのようなデザイン構成
- ダイナミックなアニメーションから始まり、落ち着いたアニメーションに
- PCでは画面1枚にアクセスしたい情報がまとまっている
大建興産株式会社
良い会社のホームページの要件1、3を満たしているホームページです。
特に、アクセス時に表示されるアイコンとトップページの動画が印象的で、
建築という手段で「理想の未来を提供する。また、それを実現するだけの品質に対する自信」がお客様や就活生に伝わるホームページになっています。
一方で、サイトカラーに統一性がない点、バナーメニューが多すぎる点においては、改善の余地もあるホームページであると言えます。
◆工夫ポイント◆
- 会社が大切にしていること、コーポレートメッセージが迫力をもって全面に伝わる
MogaDigi(株式会社エーリンクサービス)
引用:https://www.mogadigi.jp/diagram/
良い会社のホームページの要件1~4を全て満たしているホームページです。
こちらの会社様は製造業や小売業向けにERPやMESなどの製造管理システムを提供していて、
自社サービスが多い特徴があります。そのため、単純にサービスを並べると、複雑かつ分かりにくくなります。
そこで社外の人が混乱しないように、サービス全体を図式化しています。
トップページから1クリックで到達できる箇所に、引用リンクへのバナーが配置されていることからも、
ユーザ目線で導線設計がされているホームページと言えますね。
◆工夫ポイント◆
- 多数あるサービスが図式化され、一画面に収まっている
- コーポレートサイトとサービス紹介サイトを分けている
- サービスが目立つようにサイトカラーを黒、グレーで構成している
株式会社シーク
引用:https://www.se-q.co.jp/recruit/info/#number
良い会社のホームページの要件1~3を満たしているホームページです。
例えば、「数字で見るシーク~働く人編~」の中で通勤時の服装やお昼ご飯の情報が書かれていて、
就活生に会社で働くイメージが湧きやすいような工夫があります。
また、単にデータを表示するだけでなく、アニメーションを付けていることで見ていて飽きない工夫もあります。
このページ以外にもホームページ全体を通して、可能な限り従業員の本人たちの写真を使用しています。
社員数の少ない中小企業ですが、会社の風通しの良さ・雰囲気が伝わるサイトになっています。
◆工夫ポイント◆
- 社内の情報が視覚的に整理されている
- 働く人の雰囲気を発信している
- Javascriptで動きがあり、キャッチーである
株式会社2way
引用:https://www.2-way.co.jp/recruit/
良い会社のホームページの要件1~3を満たしているホームページです。
就活生が聞きたくなることを先に書いてしまっているところが、何を(What)、誰に(Who)発信したいかをよく抑えています。
(ホワイト企業と言い切っているのも、面白いポイントですよね笑)
上記のスクリーンショットの情報だけでも、何の会社かが伝わってくるのが凄いと思います。
◆工夫ポイント◆
- 就活生目線の質問ベースでページを構成している
- 自社でホワイト企業だと言い切っている
最後に
会社ホームページの作成は本当に難しくて、奥が深いと思います。弊社でも試行錯誤している最中です。
でも、そんな「答えのない」お仕事だからこそ、広報の面白みがあるんだと思います。
もし、「うちはこんな工夫をしているよ」「こんな面白い会社があるよ」など他にも印象に残る・面白い・工夫がある会社HPをご存知の方は教えてください!
以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!